2014年3月6日木曜日

会社を辞めたときのあれこれ

会社を辞めたときのあれこれを忘れないように残しておこうと思う。

理由はいくつかある。
「人・仕事・金」このうち2つは満足していれば続いたかもしれない。

まず、第一にやりたかった仕事が入社と共につぶれ、
自分は価値をあまり感じれない仕事に長時間拘束されることになったこと。

第二に仕事に対する対価をごまかされていたこと。

そして第三に健康的に働けない環境すぎたこと。
辞める頃の精神状態は少しおかしかった。

持っていた案件で立て続けにミスが起き、
朝は7時に出社し、帰りは1時過ぎに帰宅する日々。
お昼を食べる暇があれば仕事をして返さなくてはと思い、体重が減った。

帰り道に空を見上げて、星がきれいなだけで涙が出ていたし、
朝出社して、終わらない仕事、大きなプレッシャーに押しつぶされそうになって
できない自分も辛くて涙が出た。

土日も脅迫観念に囚われたように家で仕事をしていた。
日曜は起きた瞬間からブルーで夕方は泣きながら仕事をする。

休みの2日あればもっとお客様の喜ぶ顔が見れる。
もっとできる自分にならなくては。

そう思って寝る以外は仕事のことを考えていた。

先輩からの研ぎ澄まされたナイフのような叱咤激励に
最初は喰らいついていた気持ちも段々とついていかなくなった。

そんな私を見かねて精神科を受診するよう勧めてくれたのは両親だった。
それでも自分が「精神病」というレッテルを貼られるのが怖くて、
まだがんばれると言い聞かせて職場に向かう。
でも朝、会社へ向かう坂を上るのが辛くて、エレベーターに乗るのが辛くて、
「あーもう無理だ」って、そう思った。

思い立って、コンビニで便箋を買って朝7時の誰もいないオフィスで退職願を書いた。

辞めよう。そう思った途端に、頑張れなくなった。

休みが来たので精神科に行くと、自律神経失調症との診断を受けた。

その時は、自分が「精神病」であるという事実に対するショックと
これで仕事から離れられるという安堵があった。

お休みを頂戴してからも何度も戻ってくるように説得するような電話や
面談があったが、もう気持ちはこの会社にはなかった為、
辞めたいとの意向のみを伝えた。

そんな時、内定者バイトの頃からお世話になっていた先輩と
お話しさせていただく機会をもらった。

その先輩も過去に精神的に辛くなり、休んでいた経験があり、
私の状況も理解してくれているように感じた。

その先輩がくれた言葉は今でも大事にしている。

“もしかしたら、他の人より気持ちが弱いのかもしれない。
けれど、辛い気持ちを経験したからこそ
誰か辛い気持ちを味わっている人の気持ちを理解できる。
きっと他人に優しい人になれるよ。”


12月に退職し、睡眠と食事を規則正しく摂る生活をしたところ、
情緒不安定に涙がでるようなことは無くなったし
心身共に健康を取り戻した。

この経験から学んだことは下記の4点。
・会社を人で選んではいけない。
 (どんなにいい人に囲まれていても、私はねじを永遠にしめ続ける仕事はできない。
  おもしろいと感じる仕事を選ばなくてはいけない。)
・強い責任感もほどほどにしないと自滅する。
 (プライベートも大事にすることでうまく仕事も回せるようになるということを理解する。)
・相談できる人をたくさんつくり、悩みをため込まない。また思考を整理する時間をとる。
・福利厚生はある程度大事。

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